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日本の教育を憂う
皆さん、こんにちは
川越市六軒町にある、就労継続支援B型事業所あしたのタネ川越六軒町のmです
非常に硬い文章ですが、何卒お読みいただけると幸いです。
その年の世界の教育、研究に卓越した影響を与えた研究者に与えられるノーベル賞。残念ながらと申しますか、今年もノーベル賞は日本人からの受賞がありませんでした。
文学賞と平和賞はさておき、気のせいか近年では日本人受賞者の声を聞かないような気がします。
そんな状況でか知らずか、私は尊敬する「イベルメクチン」開発者にして2015年ノーベル賞受賞の大村智博士の言葉を思い出します。博士はこれからの日本の研究を深く憂いておりました。
意欲ある研究者がいないわけではないでしょう、単純に研究にかけられる人材や教育がなされないのでだと思います。実際にノーベル賞でいえばアメリカに大差をつけられ、研究論文では中国などの新興科学立国に大きく溝を開けられ、日本の科学大国としての地位はこのままでは揺らぎかねません。
先に教育の問題と申し上げましたが、現状では教師の待遇に大きく問題があるようです。ある時に見た記事では、教員の仕事が「ブラック」であり、教員志願者が減りつつあるそうです。これでは未来のノーベル賞のタネは生まれないかもしれません。私は大した人間ではありませんが、少なくともしっかりとした先生のもとで教育を受け、望み通りの進路に進めたと思います。
誰でも人には適性がある、それが必ずしもノーベル賞に向けてのものである必要はありませんが、それは正しく教育されることで、初めて意味を成す。日本の教育を憂う一市民として、教職がいわば、不人気な、隅に追いやられるようなことはあってほしくないものです。
来年は文部科学省が教科書を大きく改訂する年でもあります、情報教育、複素数平面の必修化など、どちらかと言えば理科系に偏った教育を念頭に置いていると思われます。
しかし躍起になって教育課程を変えるのにも問題があります。時間は有限で、生徒の習得傾向によって文系であれ理系であれ細かな分類が必要だと思うからです。
少子化が叫ばれてずいぶん経ちますが、そろそろ各個人に合わせた教育を行うべき時が来ているのではないでしょうか?