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私が人口学に興味をもったわけ
みなさんこんにちは、川越市六軒町にある就労継続支援B型事業所あしたのタネ川越六軒町のmです。
過去の私が書いた記事、日本語表記や句読点の誤りが多く「自分もまだまだだ」と日々思わされます。傾注して記事にしますのでどうかお許しください。
さて、本文ですがタイトルの通りのものを書きます。何事も外的誘因無くしては生まれにくいものですが、「人口動態」に私がこれほど関心を払うようになったのには理由がありまして、小学校高学年の頃、私は近所の大学生からパソコンを学び、2003年に自分用パソコンを秋葉原で(お店はドスパラだったでしょうか。マウスコンピューターと並んで今でもおすすめのメーカーの一つです。)買ったのを機に、ゲームがしたくなり都市運営シミュレーションの傑作「シムシティ4デラックス」を買ったのが大きな動因です。
今のパソコンならばグラフィックボードの相性がよっほど悪くない限り、余裕で動くゲームですが、 発売当時の技術では都市が栄えて人口が増えると演算動作が非常に重くなるゲームとして有名で「このゲームを完璧に動作させられるパソコンはない」とまで言われていました。
また、パソコンゲームという体験も初めてで新鮮でした。本作は大変売れ、当時のパソコンゲーム雑誌「ログイン」の集計でかなりの期間売り上げランキングに入っていました。
内容はとても複雑かつリアルで、住宅地と工場の距離が近いと公害のため、そこには人口が集まりづらく、オフィスと住宅地の距離が離れていると、通勤に間に合わなくなり、そこの住民は失業してしまいます。
さらに地下にも注意が必要で、水道管がうまく通っていなかったり、水質汚染を起こしていると水不足が発生してしまいます。
また、発電所にも注意が必要で、基本的に定期的な建て替えが必要で、万が一原発が爆発してしまうと、ヒントをくれるアドバイザーから実質的なゲームオーバー宣言をされてしまいます。(また、初心者は高確率で赤字から抜け出せず破産します。こっちが正式なゲームオーバーですが、初めのうちはなかなか税収を安定させられないので、けっこうきついゲームです)
このように、2000年代初頭の技術とアイデアを結集させた当時最高の都市開発シュミレーションと言える作品でした。
ゲームの目的は明示されませんが、一応100万人都市を作ることです。しかしこれは難儀で、人口が集まってくると住宅地が足りなくなるので隣の地区に工場やゴミの集積所を移したり、(ゴミは処分代がかかります)交通マヒに備えて地下鉄やモノレール、高速道路に空港など移動手段を分散させなければなりません。
さらに、教育がなっていないと医学レベルも下がるため市民の平均年齢と幸福度が下がります。 これら全ての要素が関連しあって人口が増減します。住宅地は幸福度が上がればアパートからタワーマンションに、と言った具合に街の見栄えも良くなります。
初めて遊んだ時、あまりの難易度とパソコンの性能の影響で巨大都市を作ることはできなかったのですが、大変教育的なゲームだと思いました。
街はこのように成り立っている、それを教えてくれる作品でした。現実と違って年金問題や少子高齢化は発生しませんが、このゲームの住民も気に入らないことがあるとすぐ街から逃げてしまいます。そして税収が減り人口が減り、使えるお金が減ります。この辺が実にリアルです。
閑話休題、今ではシムシティの開発チームは解散してしまったので新作を求めることはできませんが、スウェーデンのゲームメーカーが「シティーズ・スカイライン」というシリーズを作り出しました。私はまだ購入していませんが、シムシティの遺伝子を持つものとして注目しています。
最近2作目が出たらしいのですが、並大抵のパソコンでは動かないらしく、遊んだレビュワーが「重すぎる」と書いていました。私の今使っているレベルのゲーミングPCではギリギリ動く程度でしょうね。
まあそれはともかく、現在起きているさまざまな社会問題、これらに興味を持ったとしても、必ずしも正面から(難しい新書や分厚い研究論文など)切り込んでいく必要はないと思います。恐らくそれだとつまらないですし、例えば漫画やゲームから入るのは悪でもなんでもないと私は考えます。
第一、硬いものから入ったらその人はその学問を嫌いになると思います。先に紹介したシムシティ4などは一介の娯楽作品に過ぎず、しかも20年以上前の作品ですが、「都市の動き」をこれほどわかりやすく教えてくれる教材はないと思います。思えばこのゲームから私の都市と人口に関する探究が始まったのだなぁ…そう思う今日この頃です。
皆さんもゲームや漫画といったサブカルチャーから学術的探求をした経験はありませんか?きっかけはなんでもいいんです。 別の話ですが、まだ小学生なのに母から高校世界史の教科書を買い与えられたことがあり、大変混乱しました。
いくら当時から歴史が好きだったとはいえ、限界はありますね。(一応読みましたが)
ちなみに シムシティ4デラックスは今でもパソコンのゲーム販売プラットフォーム「steam」で売っていますが、アカウント登録が必要なのと製品に日本語ファイルが同梱されていないので英語がわからない場合Amazonなどで昔のCDの日本語版を購入して言語ファイルを差し替える必要があります。
(詳しいやり方は調べれば出てきますが、一回日本で売っていながらこれは酷い仕打ちだと思います) もし私の文章でこのゲームをやりたくなった大変変わった方がいましたら、その辺りご注意ください。