個人サイトとその時代の終わり

みなさんこんにちは、川越市六軒町にある就労継続支援B型事業所あしたのタネ川越六軒町のmです。

いまは昔の個人サイト時代黎明期から全盛期にかけて、(私の体感では1996-2006)ころ、当時はインターネットに詳しい人があまりおらず、SNSもなかったころ、プログラミングを学習して自らウェブサイトを作り「管理人」となった有識者の力で、バラエティあふれるデザインや企画を携えて、魅力的なコンテンツを作り上げた時代がありました。(この辺りのお話は、以前別記事でしましたね)
彼らはレンタルサーバーを契約し、自身のサイトを開設、人気サイトは広告収入だけでかなりの収益を上げていたのです。
後述しますが、昨今「デジタルタトゥー」という用語が流行し、デジタル空間で不祥事を起こしてしまったら取り返しがつかない、という意味でつかわれますが、これは必ずしも正確ではありません。インターネット掲示板などの中には確かにいつまでも残ると考えられる情報もあるにはありますが。
というのも、まず一つにはレンタルサーバーを使ったウェブサイトは管理人次第で閉鎖がいつでも可能であり、また2019年には人気レンタルサーバーのジオシティーズが、2025年には同じくfc2webがサーバーの老朽化を理由にサービスを停止しました。
これが意味することは、上記サービスを契約して作られたウェブサイトは全て消えてなくなるという事です。

同じようにSNSにも似たようなことは言えます
いまは盛況ですが、たとえばXもマスク氏の意向次第でどうとでもできますし、日本製動画サービス、ニコニコ動画もかつてのような勢いはありません。YouTubeは未だ盛んではありますが、若年層はTikTokに魅力を感じているとの報道もありました。
これら全てに共通の事由は、サービスが終了すれば、いかなるインターネット上の記録は消えてなくなり、むしろ紙媒体の雑誌の方が長く残りやすい可能性すらあるということです。
fc2webにはお気に入りのウェブサイトがたくさんあったのでクリーンアップされてしまい私は悲しいですが、そこは万物流転、全ては入れ替わり立ち替わりを繰り返すものとして割り切るしかない、インターネットやSNSとの付き合いとはそういうものだ。そう思わされました。
昔のインターネットサイトにはゲームの攻略であるとか、かなり深いシナリオ考察を行なっていたものも多かったので、発見次第プリンターで印刷して自室に保管する工夫が必要になるかもしれませんね
長く書き連ねてきましたが、あらゆるサービスには必ず終わりがあります。以前人類が滅びた場合のシミュレーションを真面目にやるドキュメンタリーを見ましたが、人類の遺産の中で最後まで残るのはCDでもハードディスクでもなく、エジプトのピラミッドやスフィンクスのような古代の巨大建築物になるだろうと小耳に挟んだことがあります。

インターネットは人間が管理しなければならない以上、人の手が無ければ案外脆弱なものとして捉えることができるでしょう。

皆さんはこれまでの人類のインターネット活動をどう思っていますか?陰陽多数あるとは思いますが、私は最も広まったアメリカのIT技術と思って日々使用しています。

本稿は以上です、夏休みですが、皆さんもインターネットやSNSとの付き合いはほどほどにしましょう!