みなさんこんにちは、川越市六軒町にある就労継続支援B型事業所あしたのタネ川越六軒町のmです。

早くも寒気がやって来て、本当に日本に四季があるのかと疑わしい寒さではありますが、皆さんにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
今回はとある人物を取り上げて、タイトルの通りのお話をしたいと思います。

そのお方とは、東京海洋大学客員教授にして、魚類生物学の権威、さかなクンこと宮澤正之先生です。
彼は幼少期から、すでに魚類に関しては類稀なる感性を持っており、進学先として魚類の研究ができる東京海洋大学を目指していましたが志敗れ、進学は叶いませんでした。しばらく下積み生活が続きましたが、次第にユニークなキャラクターのタレントとしてテレビに出演するようになり、頭角を現していきます。読者の皆さんも、彼の唯一無二のインパクトをどこかのメディアでご覧になったことでしょう。
魚類への幼少期から培われた飛び抜けた関心、知識はもちろん、しだいに絵も上手いことも注目され、ついには専門がハゼなど魚介類の研究である今上上皇陛下(平成当時の今上明仁天皇)に呼ばれ、功績を感謝されるほどになっていきました。
彼の波乱の人生から我々が学ぶべきは何か、それは一度夢破れても、興味の対象への情熱を失わず、弛まぬ努力を続けていれば、少なからずチャンスはある、たとえ夢が成就しなくとも人生で何かの糧にはなる、そういう事ではないでしょうか。

何かに情熱を注ぐということは、他の何かを犠牲にすることで成り立つものと言えるかもしれません。しかし、人間の人生は一度きりですから、ある程度の固執はあっても悪いことにはならない。

この魚類学の権威は「継続は力なり」「一芸に特化すること」これにこそ成功への道はある、しかしそれは長く曲がりくねったものである。必要なものは忍耐である、そう言ったことも教えてくれるように思います。

読者の皆さんも、いかなるものにおいても、たとえ成就しなくとも、夢を持つことは人生の指針にもなると私は思います。現在日本社会は厳しい局面に置かれ、それどころではない方もおられるでしょうが、互いに何か目標を持って生きていけることを願っています。

長くなりましたが、皆さんの人生に幸有らんことを願って、本稿を終わります。