こんにちは。川越市六軒町にある就労継続支援B型事業所あしたのタネ川越六軒町のmです
今日、日本は危うげながらも一応の平和を享受しておりますが、ウクライナでは今日も痛ましい戦争が続いています。
こうした戦争を見ると、私はある小説を想起します
それはドストエフスキーの『悪霊』という、『罪と罰』などの小説と比べるとマイナーな感じは否めませんが、ドストエフスキー五大作品の一つにして、名古屋外国語大学学長亀山郁夫氏が強く推している作品です。
ネタバレ防止のためある程度ぼかして叙述しますが、本作は町に集まったテロリストたちが、彼らの信仰であったキリスト教を忘れ、無神論のもとに殺人、破壊活動を行い、またある者は独自の思想のもとに自殺を行い、みんながみんな、火のついたように暴走する…
そんな小説です、私はドストエフスキーの作品の中でこの作品が最も好きなのですが、同時にきわめて読解の難しい作品であるともいえます、日本人の思想から本作を読み解くのは大変な作品であるからです。
さて、私はウクライナ紛争からこの作品を想起すると申しましたが、理由としてプーチン大統領が現在行っている行為は『悪霊』の中で暴れまわるテロリストや暴徒が行っていることと重なるからです。プーチン大統領はロシア正教の信者であると公言していました。
しかし、今彼が行っている行為はどうでしょう、ウクライナのNATO加盟問題という理由こそあれ、神を忘れた無意味な惨劇です、私がもしプーチン大統領に質問できる立場であったら聞くでしょう
大統領閣下!あなたは神を忘れてしまったのか。21世紀のピョートル・ヴェルホヴェンスキーよ!