みなさんこんにちは、川越市六軒町にある就労継続支援B型事業所あしたのタネ川越六軒町のmです。
前回は好きな漫画を書きましたが、次はゲームの話でもしようかと思います。私の家はゲームにも理解があったため、年端もいかない時からゲームをして育ったものです。
こんなこと言っていると学問はどうした?と聞かれそうですが、小学校は通知表なかったですし、中高の成績は古典、体育がまずかったですが他は平均的、ただし歴史のみ常に学年トップ近辺にいました。
子供の頃の記憶というものは、あまり保持されないと一般に言われていますが、祖母の家までスーパーファミコンを持ち込んで、父と遊んでいた 「ドラゴンクエスト6」の記憶や、生まれて初めて遊んだ「スーパーマリオワールド」などは割と覚えていますね。
私はバブルが崩壊したと言われる年の生まれですが、うちの家業はすぐには悲惨なことにはならず、ゲームの技術革新をそのまま見て育ちました。(ただし後年の東日本大震災、これはこたえました、当時は大学受験を控えた時期だったので、うちにとってもバブル崩壊以上に恐ろしい事件でした。)
さて、20世紀末ー21世紀初頭はまさにゲームバブルの時代でした。テレビはノストラダムスの大予言とかよくわからないことを言っていましたが、ゲーム産業は盛況で、ニンテンドウ64 ゲームキューブ ゲームボーイアドバンス プレイステーション2、いずれも私の青春を彩った名機で、クラスみんなで遊んでいました。
学校が終わると、何人かで「○○の家でスマブラやろうぜ!」となったり 「〇〇!ポケモン交換しようぜ」と盛り上がり(当時は金銀バージョンだったでしょうか、)ポケットモンスターについて言えば、最新作スカーレット・バイオレットが予想外に素晴らしい出来で感動しましたが、一方で90年代のゲームの楽しみ方は現代ではなかなか出来ませんね。
当時は不便はありましたがみんなで誰かの家に集まってワイワイと遊んでいたものですが、こういうのは今の子供たちはやるのかな? しばらくすると、プレイステーション1のゲームもできるプレイステーション2が家庭用ゲーム機の頂点に立ちました、私は歴史系ゲームも好きだったので「信長の野望」「三国志」「真・三国無双」などのゲームをRPGとは別に遊んでいました。
(一番好きなジャンルはRPGですが)またスクウェア・エニックス社の看板作品「ファイナルファンタジー」シリーズの9作目「ファイナルファンタジー9」も大好きでした、革命的大作7から2年後に生まれた8は音楽や画質などで高いクオリティーを持つものの、難解なシナリオとゲームシステム、癖のあるキャラクターで評価を落とした実にもったいない作品でした。
9はテーマをわかりやすくして、主要キャラクター一人ひとりにしっかりしたバックボーンを持たせ、システムも簡略化し、最後まで遊んでもらえる作品作りをしたのがわかります。売り上げは8より落ちてしまいましたし、(地味だ)という意見もありましたが、ファイナルファンタジーの中では私は一番好きですね。
ドラゴンクエストのキャラクターデザイナーで大ヒット漫画「ドラゴンボール」作者の鳥山明先生は、「漫画の主人公にはどこか欠点がなくてはだめだ」と自身の著作で書いていましたが、ゲームのキャラクターも同じだと思います。ファイナルファンタジー9はそれがちょうどいい塩梅で、人を選んだ8からの効果的な変更でした。
ファイナルファンタジーを紹介したら双璧をなすRPG、ドラゴンクエストの最高傑作も述べねばなりませんね。 ドラクエというと社会現象になり、不良による「ドラクエ狩り」が発生した3作目(そして伝説へ) とドラクエの名声を不動のものにした5作目(天空の花嫁)の評価が非常に高いです。
しかし、私はあえて、最高傑作は7作目(エデンの戦士たち)と言っておきましょう。ドラクエ7というゲームは、シリーズ1暗く、救いようのない展開も多く、いつものドラクエの主敵である魔物以上に陰惨で恐ろしい人間たちが登場する作品です、誰しも人間にはマイナスの感情として悲しみがあり、怒りがあり、時には汚い欲望があります。
そうしたものからあえて目を背けず、ドラクエ流にゲーム化したような作品で、短編集の形となっています。その短編の中で人間が持つ闇の部分を余すことなく描いています。
ドラクエは他作でもなかなか残酷な描写はあるのですが、7のそれは飛び抜けたものとなっており、いまだにドラクエファンが熱心に議論している作品です。それにしても、世紀末という時代背景や新世紀エヴァンゲリオンとかのアニメの影響を受けたのかドラクエ7といいファイナルファンタジー7といい、当時(1997-2000ころ)のゲームは話が暗かったですね。
最後に 過去作のリメイク枠から一作ご紹介したく思います「ロマンシング・サガ2」です 元はスーパーファミコンの作品で、何年も復刻が待たれた作品で、2016年ようやく復刻されました 個性的なキャラクターを持つ「7英雄」を討伐し、大陸を統一するのが目的のゲームです。
このゲームはドラクエのように親切なヘルプがあるわけではなく、とにかく強い敵たちを、頭を使って倒していき、時代時代で変わっていく戦闘メンバーをうまく使い前へ進むというゲームです 実際にやってみるとそれは辛い!攻略本や攻略サイトを見ないと解けない部分がいくつもあり、最終ボスの理不尽な程の強さは、いまだにいろいろなところで語られています。
ただ、この三国志にドラクエを混ぜて難しくしたようなゲームですが、これも歴史が好きな人が遊んだら名作と判断するでしょうね。少なくとも、私は大好きです、大学4年時、卒論執筆中、共同研究室にて本作の大ファンの修士の先輩と、昼休みにこのゲームの話で盛り上がったのはいい思い出です。
面白かったゲーム5選を書いてみましょうか(きりがないので、RPGのみ) 1 ロマンシング・サガ2復刻版 2 ドラゴンクエスト7 3ファイナルファンタジー9 4ポケットモンスター スカーレットバイオレット (素直に脱帽、これは凄い) 5クロノクロス(地味ですが哲学的で良しです) ロマンシングサガとポケモン以外は高校生の時に遊んだ作品がランキングに入りました、PS1が多いですね。 PS1と互換性があって大変売れたPS2黄金期の影響を自分も多分に受けていると実感しました、当時RPGの名手スクウェア・エニックス社が古くなったPS1の名作を安く売って儲けていたので、私もそれに乗った形になります。
そういえば、ゲーム機はSONY、任天堂の他にセガ社も作っていたのですが、小学校で友達が誰もセガのゲーム機を持っていなかったので、うちでも買いませんでしたね。 小学校のような環境では、みんなが買っているものを買うのが正解なんです。
逆にブームの時に買えないと仲間外れになってしまう、今のSwitch時代でも、そういう子はいるのではないでしょうか。 以上、ゲームをやらない人にとってはまるで面白くないゲームについての思い出でした。
昔はゲームというとよくないイメージを持っていた人もいましたが、今では漫画、アニメと並んで日本を代表する文化の一つと言えます。
ゲームに反感を持つ人も、大抵のゲームには製作者のこだわりや哲学があることを一度は考えてみてほしいですね。
それにしてもSONYはともかく、もとは花札屋に過ぎなかった任天堂が、ワールドワイドなゲームメーカーのキングになると、誰が予想できたでしょうか。こういうことがあるから企業の隆盛は読めません。