みなさんこんにちは、川越市六軒町にある就労継続支援B型事業所あしたのタネ川越六軒町のmです。
ここ数年AIの進歩が取り上げられるようになり、ニュースで毎日のようにAI開発に関する報道を見るようになりました。
去年のAIの開発状況を私の過去のブログから思い出すと、少し前まで、「なんだ、この程度か」というものに過ぎなかったのですが、ここ2.3年で大企業の参入やイーロンマスク氏などの大資本家の投資により凄まじいスピードで進化が進みました。
このAI革命がもたらすものはプラスとなるか、マイナスとなるか、現時点では結果まではわかりませんが、特筆すべきこととして、パソコンのグラフィックボード大手NVIDIA社がAI開発用のパーツを販売し始め、ライバル社に大きく差をつけて超巨大企業としての座を確たるものにしました。またCPU王手Intel社やそのライバルAMD社もグラフィックボード開発に参入し、NVIDIA社を最大手としつつも、混戦状態となっています。NVIDIAのグラフィックボードはゲームをするのにとても良いのですが、全体的に他社よりも高いです。AI開発に携わる方はおそらく100万円単位のお金を軽く出せる方に限られるでしょう。
また、AppleはiPhoneに生成AIを搭載すると予告し、他方MicrosoftはMicrosoft Copilotという独自のAIを搭載したパソコンを発売しました。米国のIT企業はAI開発に本気のようです。
こういう技術革新のヒートアップを見ていると、二つのものを私は思い浮かべます。
一つ目は大ヒット映画「ターミネーター」シリーズに登場するスカイネットシステムです。このシリーズには敵役として悪意を持ったAIが搭載された攻撃的なロボットが登場し、スカイネットシステムは自我を持つAIとして人類との核戦争を試みます。一番有名と思われるターミネーター2(1991年公開)はシュワちゃんことアーノルド・シュワルツネッガー氏が演じるT-800がスカイネットが送り込んだ液体金属の新型ターミネーターT-1000と戦うという筋書きですがこの作品、キャストも台詞回しも脚本も穴がなく、名作としてあまりに有名なので「ターミネーターは2だけ見た」という人もおられるのではないでしょうか?私は2と3(2005年公開)は見ましたが、2は全sf映画でもかなり上位に来る傑作です、今の若い人が見ても面白いと思います。3は全体的に一体何だったのかという凡作でわざわざ劇場に行って見た価値があったかというと、期待はずれな面が目立ちました。結末も漫画で例えれば週刊少年ジャンプの打ち切り漫画のようなラストでしたね。2が神がかり的に良かった分、続き物として3を見るとショックを受けるでしょう。
AIが人間に牙を向くことはこれら映画の中でも描かれていましたが、ゲームの世界にももう一つの予言とも取れる優れた作品がありました。
2001年にカプコン社がゲームボーイアドバンス発売に合わせて第1作を投入した「ロックマンエグゼ」シリーズです。大ブームになり6作も発売されたヒット作で、同級生も買った人が結構いましたが実のところ、当時私はお年玉を貯めてパソコンを買ったので忙しく、リアルタイムではプレイしませんでした。よってかなり最近になってこの名作をプレイしたのですが、売れるのも納得の世界観、未来を予言したかのような作中の技術、決して子供騙しではないゲーム設計に感心すると共に、ゲームデザイナーの底力を強く感じたのでした。
あらすじ AIが高度に発展した世界の日本では、高度な電子Aiを搭載した機械「PET」に内蔵された人工知能が当たり前のように使われている。
主人公の光熱斗はロックマンとともに現実や電子空間で起こる様々な騒動を解決していく。
PETをスマートフォンに入れ替えると、途端に現実的なものとなります。どの道Google社もスマートフォンに生成AIを搭載するでしょうから、Appleやパソコンの世界にとどまる物ではなくなるでしょう。
この作品の持つ発想力というかアイデアの先進性は凄いとしか言えません。
機械に内蔵された完璧な人間に近いAIロックマンは熱斗と完璧な意志の疎通ができ、まるで友達のように互いに接しています。作中ではいろいろな個性を持ったAIプログラムと会話をしたり、電子空間でウイルスの消去などを行います。話は変わりますが最近の報道で、いつの日かAIプログラムと人間が友達になる、そう言った時代も来るであろうと言う報道を見ましたが、いよいよロックマンエグゼの世界も実現するのか?そう思いました。
ただし、確かに今のチャットGPTなどの生成AIは優秀ではありますが、まだおかしな日本語や、一見よくできているように見えるが、全体を通して読むと破綻している文章を出力してしまうことが多いです。しかし、5年10年と長い目で経過を観察すると、完璧に近いAIプログラムが出来上がるかもしれない、そして画面越しにほとんど人間と言って良い言葉遣いの生成AIが生まれる可能性は十分にあります。アトムやドラえもんを作ることはできなくとも、画面越しのAIフレンドとしてロックマンのようなものならば作れるかもしれない、そう信じます。
Google、NVIDIA、Intel、AMD Microsoft Appleこれら大企業が競争し、いつの日かAIフレンドを開発することができたら、2001年のカプコン社は空想上の未来を予言したことになるでしょう。
もっとも、危険な思想を持ったプログラマーが様々な悪意ある行動をインプットしてターミネーターのスカイネットシステムのようなものを作り出す可能性はあります。実際にコンピュータウイルスを生成AIで作り、犯人が逮捕される事件もすでに起きています。
人工知能も善悪様々なものが作り出される未来が来る可能性はここ数年のAI熱を見ていると確実に高まった、そう言えるでしょう。
未来に作り出されるのはスカイネットかロックマンか?我々も傾注する必要があるでしょう。
最後に この記事を読んでロックマンエグゼに興味を持った方 Switchやパソコンのsteamなどのハードで6作を2分割で販売されていますので、そちらでご購入下さい、なお、ロックマンエグゼ1は理不尽に難しいので、覚悟と攻略サイトが必要です。
以上、mのAI論でした。映画の話になったりグラフィックボードの話になったり、ゲームの話になったり忙しい記事でしたが、おもしろいと思ってくださることを祈っております。
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