みなさんこんにちは、川越市六軒町にある就労継続支援B型事業所あしたのタネ川越六軒町のmです

注意、この記事には危機に立つ秋田県の現状と問題解決のための私mの妄想じみた解決策が書かれています。初めから話半分でお読みいただけると幸いです。

はじめに

 こんなタイトルの記事を書いていると、秋田県民およびゆかりのある方に怒られてしまいそうですが、昨今の人口減少、高齢化のスピードを比較していると、今のままでは秋田県はことと次第によっては日本の都道府県の中で1番に人口がゼロになってしまうと言えそうです。およそ90万人の秋田県民の中で若年層(15歳未満)の人口は9%しかおらず、これではなまはげの仕事がなくなってしまいます。他方高齢化率は39%と非常に高い現状を見ていると、秋田県は日本の未来ではないだろうかと考えてしまいます。また、世界規模で見ると2024年現在、全体の54%の国、地域で人口が減りつつあるので、もしかすると人口減少でこの先紛争や対立の類があまり起きなくなるなど、予想だにしない方向に変化が起きる可能性もありますが。

 国内の人口減少の実態ですが、2008年、日本の人口が最高になった年と2024年の人口を比較すると、大体四国一個分の人口がいなくなった計算になります、ここから恐ろしい人口減少が起きていると分かります。

秋田県の最盛期といま

 話を秋田県に戻しましょう。秋田県の人口が頂点だったのは1956年、当時約135万人でしたが、そこからみるみる減少が進み、今では仙台市未満の人口になってしまいました。秋田県側もいろいろ原因を考えて、いくつか手を打ったことはあります。

 若者に秋田にいてもらうために国際教養大学という極めて専門性が高く入学難易度も高い大学を作ったりして県外からの学生を誘致しましたし、県民の健康と医学教育のために秋田大学にはしっかりと医学部が備わっています。しかしこういった状況下でも県政はうまく行ったとは言い難く、根本的な問題として、秋田市へのアクセスが悪いという問題があります。

 私もGOTOトラベルの時期、安かったので秋田市に観光に行ったことがありますが、秋田市内まで新幹線を用いても遠すぎてこの距離では盛岡、仙台に人口を吸収されてしまい何の解決にもなりません。これは秋田の若者のインタビューで見ましたが、学生が「好ましい就職先がない、」と述べていました。秋田を就学のために出た学生もUターン就職する価値のある企業に乏しく、あまり戻りたくないと見られているようです。県内に良い大学があっても就職に難があれば陸の孤島になってしまいます。  加えて、秋田駅を見て驚愕したのが、駅前であるにもかかわらず、ほとんど人通りがなかったところです。いちおうきりたんぽ料理店などの郷土料理を扱う店舗はありましたが、私が散策したエリア全体を見ると、とにかく人がいない。

 通例では日本の出生率は、都会で低く、地方で比較的高い傾向にある特に沖縄県の出生率は全国トップで、九州も日本にしては出生率が高い方なのですが、統計を見る限り、秋田県はその法則に当てはまらず、地方に関わらず出生率が低く、自殺率が高い(東北は低出生率の県が目立つが自殺率までこんなに高いのは他に例を見ないというデータがでています。)

 おそらく県民のみなさんの中にも、どうしていいかわからない感情をお持ちの方もいることでしょう。若い方はともかく、ご高齢の方は経済的な問題であったり、秋田県への愛着といった理由から、他都道府県へ移住するといったことは難しいものとなっている方もいらっしゃるでしょう。 話題が少し飛びますが、隣接する青森県も状況は深刻なのですが、都市の一極集中が起きていない(八戸、青森、弘前)のを見ると、秋田市一極集中を起こしている秋田県よりは救いがあるかもしれません。

では厳しい現状の中でどのような対策が行える・・・・・・・・か?それが問題になります。

道州制の是非とリモート活動

 私の考えとしては、ほんの一例ですが東北地方最大の人口、経済規模を誇る仙台市を行政の中心地として、道州制を用いて東北州として政策が地方の末端まで行き渡るような体制がいいのではないかと思います。どの道人口は減り、人海戦術での行政の対応は限界がくるでしょうから。そして、人口の多い埼玉県や神奈川県から職員をリモートで東北へと補助してもらい、明治時代に日本がやったような「お雇い」公務員として雇って助けてもらうのはいかがでしょう。書類関係の作業はできないでしょうし、過度な期待は禁物ですが、少なくとも教育面では大阪や東京といった都会からリモートで遠方の高校の授業を地方に配信することで、数少なくなった秋田の子供達へもやる気のある子にはハイレベルな授業を届けられるかもしれない。  

 少子化の大きな流れは止められないかもしれませんが、だからといって思考停止して秋田県のように危機的状況にある自治体を見捨てるのには政治的にも、倫理的にも問題があるように思うのです。少なくともこの問題を放置していては都道府県の統廃合といった大がかりな問題に繋がってしまいます。

 市役所にも勤めたことがない自分が随分と偉そうなことを述べてしまったと思いますが、これも私が知識がないなりに思考実験を重ねた末のものであることをご了承いただけると幸いです。

 最後に一応言いたいことを、昨今ではベビーカーが邪魔であるとか子供がうるさいとか、対処のしようがないクレームを主にインターネットやXで見かけますが、そういった苦情を言っている方もかつては自分がそうだったことを何卒想起していただきたく思うのです。子供は国の宝であって万金に勝るものなのですから、少しばかり大人も寛容になってほしいと私は思っています。